★2010年「このミステリーがすごい」第1位:『新参者』東野圭吾(著)
2011年1月1日 読書このミステリーがおもしろい。このミステリーが面白い。
東野圭吾おすすめミステリー小説、お奨めの東野圭吾のミステリー小説。東野圭吾の名作ミステリーの面白い作品。
おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『新参者』東野圭吾(著)だ。
2010年「このミステリーがすごい」第1位。
立ちはだかるのは、人情という名の謎
日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。
「なぜ、あんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。
「この町のことを思い浮かべるだけで、忽ち様々な人間が動きだした。そのうちの一人を描こうとすると、そばにいる人々の姿も描かざるをえなくなった。まる でドミノ倒しのように、次々とドラマが繋がっていった。同時に謎も。最後のドミノを倒した時の達成感は、作家として初めて味わうものだった」――東野圭吾
東野圭吾作品の中でも、「加賀恭一郎シリーズ」はかなり好きなので、迷わず購入しました。
この小説の舞台は日本橋。
その一角で起こった絞殺事件を調べるべく、着任したばかりの加賀刑事は日本橋界隈のさまざまな場所に出向いていきます。
ただし、「営業マンの上着」から始まり、加賀刑事の見事な洞察力はそれまでの作品同様に見ることができますが、事件そのものの真相は、それほどビックリするようなものではありません。
しかしそれよりも印象深いのが、日本橋界隈の人々や、加賀刑事自身が見せる「人情」です。
全九章ありますが、第一章~第八章までそれぞれ、加賀が訪れる日本橋の8か所が舞台となっています。
そして事件の調査のために訪れた加賀が、その手掛かりをつかむ様子だけでなく、彼の働きによってそこに隠されていた人々の「大切な人への想い」が前面に出てきたり、通い合っていなかった心と心が再び交流を始める様子などが描かれ、読んでいて非常に心温まりました。
どれも事件の解決に向けての「通過点」の一つに過ぎないのですが、結末が非常によく、それぞれの章がエピソードとして独立して成り立っています。
そして第九章のラストも、「心を通わせていたつもりが実はそうでなかった」という点では非常に考えさせられました。
最後に、加賀恭一郎シリーズはこれの前に、
『卒業 雪月花殺人ゲーム』★
『眠りの森』★
『どちらかが彼女を殺した』
『悪意』★
『私が彼を殺した』
『嘘をもうひとつだけ』
『赤い指』★
以上があります。
もちろんそれぞれ別の事件を扱っていますから、単独でも十分楽しめるのですが、他のシリーズ作品(特に★印)を読むと、加賀刑事の人物像がよくわかりますので別の楽しみ方ができます。
★このミステリーが面白い、このミステリがおもしろい、おすすめの傑作ミステリー小説、最新の現代ものから古典的名作ミステリー小説、名作推理小説まで200冊以上のサイト★
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2010年「このミステリーがすごい」第1位。
立ちはだかるのは、人情という名の謎
日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。
「なぜ、あんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。
「この町のことを思い浮かべるだけで、忽ち様々な人間が動きだした。そのうちの一人を描こうとすると、そばにいる人々の姿も描かざるをえなくなった。まる でドミノ倒しのように、次々とドラマが繋がっていった。同時に謎も。最後のドミノを倒した時の達成感は、作家として初めて味わうものだった」――東野圭吾
東野圭吾作品の中でも、「加賀恭一郎シリーズ」はかなり好きなので、迷わず購入しました。
この小説の舞台は日本橋。
その一角で起こった絞殺事件を調べるべく、着任したばかりの加賀刑事は日本橋界隈のさまざまな場所に出向いていきます。
ただし、「営業マンの上着」から始まり、加賀刑事の見事な洞察力はそれまでの作品同様に見ることができますが、事件そのものの真相は、それほどビックリするようなものではありません。
しかしそれよりも印象深いのが、日本橋界隈の人々や、加賀刑事自身が見せる「人情」です。
全九章ありますが、第一章~第八章までそれぞれ、加賀が訪れる日本橋の8か所が舞台となっています。
そして事件の調査のために訪れた加賀が、その手掛かりをつかむ様子だけでなく、彼の働きによってそこに隠されていた人々の「大切な人への想い」が前面に出てきたり、通い合っていなかった心と心が再び交流を始める様子などが描かれ、読んでいて非常に心温まりました。
どれも事件の解決に向けての「通過点」の一つに過ぎないのですが、結末が非常によく、それぞれの章がエピソードとして独立して成り立っています。
そして第九章のラストも、「心を通わせていたつもりが実はそうでなかった」という点では非常に考えさせられました。
最後に、加賀恭一郎シリーズはこれの前に、
『卒業 雪月花殺人ゲーム』★
『眠りの森』★
『どちらかが彼女を殺した』
『悪意』★
『私が彼を殺した』
『嘘をもうひとつだけ』
『赤い指』★
以上があります。
もちろんそれぞれ別の事件を扱っていますから、単独でも十分楽しめるのですが、他のシリーズ作品(特に★印)を読むと、加賀刑事の人物像がよくわかりますので別の楽しみ方ができます。
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第1位:『新参者』東野圭吾(著)
2011年1月1日 読書このミステリーがおもしろい。このミステリーが面白い。
東野圭吾おすすめミステリー小説、お奨めの東野圭吾のミステリー小説。東野圭吾の名作ミステリーの面白い作品。
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2010年「このミステリーがすごい」第1位。
立ちはだかるのは、人情という名の謎
日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。
「なぜ、あんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。
「この町のことを思い浮かべるだけで、忽ち様々な人間が動きだした。そのうちの一人を描こうとすると、そばにいる人々の姿も描かざるをえなくなった。まる でドミノ倒しのように、次々とドラマが繋がっていった。同時に謎も。最後のドミノを倒した時の達成感は、作家として初めて味わうものだった」――東野圭吾
東野圭吾作品の中でも、「加賀恭一郎シリーズ」はかなり好きなので、迷わず購入しました。
この小説の舞台は日本橋。
その一角で起こった絞殺事件を調べるべく、着任したばかりの加賀刑事は日本橋界隈のさまざまな場所に出向いていきます。
ただし、「営業マンの上着」から始まり、加賀刑事の見事な洞察力はそれまでの作品同様に見ることができますが、事件そのものの真相は、それほどビックリするようなものではありません。
しかしそれよりも印象深いのが、日本橋界隈の人々や、加賀刑事自身が見せる「人情」です。
東野圭吾おすすめミステリー小説、お奨めの東野圭吾のミステリー小説。東野圭吾の名作ミステリーの面白い作品。
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2010年「このミステリーがすごい」第1位。
立ちはだかるのは、人情という名の謎
日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。
「なぜ、あんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。
「この町のことを思い浮かべるだけで、忽ち様々な人間が動きだした。そのうちの一人を描こうとすると、そばにいる人々の姿も描かざるをえなくなった。まる でドミノ倒しのように、次々とドラマが繋がっていった。同時に謎も。最後のドミノを倒した時の達成感は、作家として初めて味わうものだった」――東野圭吾
東野圭吾作品の中でも、「加賀恭一郎シリーズ」はかなり好きなので、迷わず購入しました。
この小説の舞台は日本橋。
その一角で起こった絞殺事件を調べるべく、着任したばかりの加賀刑事は日本橋界隈のさまざまな場所に出向いていきます。
ただし、「営業マンの上着」から始まり、加賀刑事の見事な洞察力はそれまでの作品同様に見ることができますが、事件そのものの真相は、それほどビックリするようなものではありません。
しかしそれよりも印象深いのが、日本橋界隈の人々や、加賀刑事自身が見せる「人情」です。
『首無の如き祟るもの』三津田信三(著)
2010年12月30日 読書三津田信三おすすめミステリー小説、お奨めの三津田信三のミステリー小説。三津田信三の名作ミステリーの面白い作品。
おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『首無の如き祟(たた)るもの』三津田信三(著)だ。
2008年「このミステリーがすごい」第5位。
奥多摩の山村、媛首村。
淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。
三つに分かれた旧家、秘守一族、その一守家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。
戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。
驚愕のどんでん返し。
本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る。
「刀城言耶」シリーズ傑作長編。
ミステリではお馴染みの〈顔の無い屍体>トリックの巧緻なアレンジが秀逸な本作。
跡取りとなる男子を祟りから護るため、その姉妹を身代わりにするという、男尊女卑的な因習に支配された旧家を背景に、次々と首なし殺人事件が起こります。
跡取りの周囲には、不審な死を遂げた二卵性双生児の妹や、その事件の後に行方不明となった娘の使用人、そして、跡取りと交流のあった男装の推理作家など、思わせぶりな属性を持つ人々が配されており、作者は、それらの登場人物を操作し、幾重にもトリックを掛け合わすことで、過去に多くの作例がある〈顔の無い屍体〉テーマに画期的なアプローチを行うだけでなく、真相を導き出す、スマートな手筋の構築まで実現しています。
数多くの不可解な事項(本の分量も残すところあと少しなのに、まだ37項目も!!)、それが「たった一つのある事実」に気付くことによって鮮やかに解きほぐされていきます。
さらにその後にも推理は思いがけない方向へと駆け抜けていき、最後には感動すら覚えるほどの着地の仕方。
メインの事件である婚舎の集いに端を発する首無連続殺人事件。
その10年前に起こった十三夜参りの「首無」騒動と不審な死。
それらが事件の当事者である少年の視点と、村の駐在からの二つの視点で描かれ、とても見やすい構成になっています。
結末も凝っています。
精緻な計算の下で書かれた作品で、濃厚な伝奇ホラー風味と本格味が見事に融合した一級品。
横溝正史を彷彿させる名作です。
おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『首無の如き祟(たた)るもの』三津田信三(著)だ。
2008年「このミステリーがすごい」第5位。
奥多摩の山村、媛首村。
淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。
三つに分かれた旧家、秘守一族、その一守家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。
戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。
驚愕のどんでん返し。
本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る。
「刀城言耶」シリーズ傑作長編。
ミステリではお馴染みの〈顔の無い屍体>トリックの巧緻なアレンジが秀逸な本作。
跡取りとなる男子を祟りから護るため、その姉妹を身代わりにするという、男尊女卑的な因習に支配された旧家を背景に、次々と首なし殺人事件が起こります。
跡取りの周囲には、不審な死を遂げた二卵性双生児の妹や、その事件の後に行方不明となった娘の使用人、そして、跡取りと交流のあった男装の推理作家など、思わせぶりな属性を持つ人々が配されており、作者は、それらの登場人物を操作し、幾重にもトリックを掛け合わすことで、過去に多くの作例がある〈顔の無い屍体〉テーマに画期的なアプローチを行うだけでなく、真相を導き出す、スマートな手筋の構築まで実現しています。
数多くの不可解な事項(本の分量も残すところあと少しなのに、まだ37項目も!!)、それが「たった一つのある事実」に気付くことによって鮮やかに解きほぐされていきます。
さらにその後にも推理は思いがけない方向へと駆け抜けていき、最後には感動すら覚えるほどの着地の仕方。
メインの事件である婚舎の集いに端を発する首無連続殺人事件。
その10年前に起こった十三夜参りの「首無」騒動と不審な死。
それらが事件の当事者である少年の視点と、村の駐在からの二つの視点で描かれ、とても見やすい構成になっています。
結末も凝っています。
精緻な計算の下で書かれた作品で、濃厚な伝奇ホラー風味と本格味が見事に融合した一級品。
横溝正史を彷彿させる名作です。
★おすすめのミステリー小説「隻眼の少女」麻耶 雄嵩
2010年12月23日 読書●このミステリーがすごい(2010年)
↓
第4位「隻眼の少女」麻耶 雄嵩 (著)
古式ゆかしき装束を身にまとい、美少女探偵・御陵みかげ降臨!因習深き寒村で発生した連続殺人。
名探偵だった母の跡を継ぎ、みかげは事件の捜査に乗り出した―。
異常だ。
この作品に比べたら今までの麻耶の作品や数多あるミステリで探偵が騙ってきた推理など茶番だと思われるほどの圧倒的な完成度。
恐らくミステリ作家なら誰もがこうした作品を一度は目指すだろうが、誰一人為し得なかった作品だろう。
生半可な努力と思考力、発想だけではこの壮大な伽藍は築けまい。
筆者が処女作「翼ある闇」以降ずっと問題にしてきた命題が漸く実を結んだようにも見える。
この極点に達した麻耶雄嵩が、今後創作活動を続けていけるのかということだけが不安だ。
そして一読しただけでは私も気づかず恥ずかしい限りなのだが、この「問題」は単に事件の推理だけに適応されるのではなく動機を含めドラマ部分に密接に影響していることは間違いない。
静馬の感情やエピローグでのみかげの行動だけでなく、そもそも2003年の犯人の動機すら…そうした視点で見ると全く違った様相が見えてくる。
やはり異常な作品である。
とはいえ複雑で読者を突き放した作品ではないので、誰でもお気軽に手に取ってくれればいいと思う。
ドライな探偵と死相漂うワトソンの軽妙な掛け合いや茶目っ気に溢れる文章は読んでいるだけでも頬が緩む。
萌え巫女姿の探偵、訳ありで自殺願望ありのワトソン役の大学生が偶然(?)遭遇する古き信仰が残る旧家での連続首斬り殺人。
犯人は?
動機は?
その18年後にまた同じ事件が発生!模倣犯か?
それとも連続殺人なのか?
真相は?
著者の作品及び文藝春秋からすると単なる正統派で終わるわけないと思いながら読んでいましたが、やはり後味の悪さは用意されていましたね。
しかも従来の作品に勝るとも劣らない衝撃。
本格ミステリとして傑作のうちに完了出来るものを最後にひっくり返す、この読後の後味の悪さは毎回なんとも言えませんね、病みつきになります。
…という従来の作者の路線そのままであると了解してお読み下さい。
巫女さん姿の萌えな表紙のみで判断すると後でしっぺ返しに合います。
後味の悪い結末がアナタを待っています、でも間違いなく本格。
そして怪作。
傑作。
この作品に出逢えて、本当に良かったと思う。
【アマゾン】
●隻眼の少女
【楽天】
●【送料無料】隻眼の少女
★おすすめのミステリー小説100冊以上のサイト★
↓
★おすすめのミステリー小説100冊以上のサイト★
●村上春樹のおすすめの本●
↓
●村上春樹のおすすめの本●
↓
第4位「隻眼の少女」麻耶 雄嵩 (著)
古式ゆかしき装束を身にまとい、美少女探偵・御陵みかげ降臨!因習深き寒村で発生した連続殺人。
名探偵だった母の跡を継ぎ、みかげは事件の捜査に乗り出した―。
異常だ。
この作品に比べたら今までの麻耶の作品や数多あるミステリで探偵が騙ってきた推理など茶番だと思われるほどの圧倒的な完成度。
恐らくミステリ作家なら誰もがこうした作品を一度は目指すだろうが、誰一人為し得なかった作品だろう。
生半可な努力と思考力、発想だけではこの壮大な伽藍は築けまい。
筆者が処女作「翼ある闇」以降ずっと問題にしてきた命題が漸く実を結んだようにも見える。
この極点に達した麻耶雄嵩が、今後創作活動を続けていけるのかということだけが不安だ。
そして一読しただけでは私も気づかず恥ずかしい限りなのだが、この「問題」は単に事件の推理だけに適応されるのではなく動機を含めドラマ部分に密接に影響していることは間違いない。
静馬の感情やエピローグでのみかげの行動だけでなく、そもそも2003年の犯人の動機すら…そうした視点で見ると全く違った様相が見えてくる。
やはり異常な作品である。
とはいえ複雑で読者を突き放した作品ではないので、誰でもお気軽に手に取ってくれればいいと思う。
ドライな探偵と死相漂うワトソンの軽妙な掛け合いや茶目っ気に溢れる文章は読んでいるだけでも頬が緩む。
萌え巫女姿の探偵、訳ありで自殺願望ありのワトソン役の大学生が偶然(?)遭遇する古き信仰が残る旧家での連続首斬り殺人。
犯人は?
動機は?
その18年後にまた同じ事件が発生!模倣犯か?
それとも連続殺人なのか?
真相は?
著者の作品及び文藝春秋からすると単なる正統派で終わるわけないと思いながら読んでいましたが、やはり後味の悪さは用意されていましたね。
しかも従来の作品に勝るとも劣らない衝撃。
本格ミステリとして傑作のうちに完了出来るものを最後にひっくり返す、この読後の後味の悪さは毎回なんとも言えませんね、病みつきになります。
…という従来の作者の路線そのままであると了解してお読み下さい。
巫女さん姿の萌えな表紙のみで判断すると後でしっぺ返しに合います。
後味の悪い結末がアナタを待っています、でも間違いなく本格。
そして怪作。
傑作。
この作品に出逢えて、本当に良かったと思う。
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★おすすめのミステリー小説「悪の教典」貴志 祐介
2010年12月21日 読書●このミステリーがすごい(2010年)
↓
第1位「悪の教典」貴志 祐介 (著)
とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──
ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。
●2010年度「このミステリーがすごい!」第1位
●「週刊文春ミステリーベスト10」第1位
●第1回山田風太郎賞
学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。
ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。
イケメンで語学堪能。格闘技を含むスポーツもでき頭脳は明晰。こんなハスミンが人を殺しまくる。
なぜ彼はクラスを支配しようとしたのか、全くわからない。
けど下巻後半の暴走状態にハスミンを何故か応援していた。
うまく逃げられますように、みんなが死にますようにって(笑)。
こんな私は大藪春彦のファンだったりする。
この下巻の後半部分はデビュー作の「黒い家」のクライマックスを彷彿とさせる。
主人公への共感を得る人がほとんどいないだろうから、かなり賛否両論が出るだろうなって思った。
個人的には花丸なんだが。
貴志祐介さんの新刊です。
表紙の黄色に黒いカラスのイラストが何とも不気味で 読む前から嫌な感じがしました。
そしてその通り、読み進みに連れて、その嫌な感じはどんどん膨れ上がって行きましたが、 先が気になって本を閉じれない、つまりどんどん物語に嵌って行ってしまいました。
主人公の蓮実(はすみ)は今まで読んだ本の中でもトップと言って良いほど 邪悪で冷酷極まりない人間(人と言えるのかすら疑問ですが)。
それ程までではないけれど、この本の中には嫌な教師、自己中心的な高校生等、嫌な人間が勢揃いしています。
けれど、そこにはきちんと「正義」を貫こうとする人もいて救われます。
6章434ページの長編ですが、文字の大きさ、会話の多さ、 そして展開の速さで飽きる事無く一気に読めます。
下巻への期待が高まる仕上がりになっています。
●アマゾン(悪の教典)
↓
「悪の教典」貴志 祐介
●楽天(悪の教典)
↓
「悪の教典」貴志 祐介
★おすすめのミステリー小説のサイト★
↓
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●村上春樹のおすすめの本、お薦めの村上春樹の本、村上春樹のお奨めの本、お勧めの村上春樹の本●
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第1位「悪の教典」貴志 祐介 (著)
とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──
ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。
●2010年度「このミステリーがすごい!」第1位
●「週刊文春ミステリーベスト10」第1位
●第1回山田風太郎賞
学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。
ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。
イケメンで語学堪能。格闘技を含むスポーツもでき頭脳は明晰。こんなハスミンが人を殺しまくる。
なぜ彼はクラスを支配しようとしたのか、全くわからない。
けど下巻後半の暴走状態にハスミンを何故か応援していた。
うまく逃げられますように、みんなが死にますようにって(笑)。
こんな私は大藪春彦のファンだったりする。
この下巻の後半部分はデビュー作の「黒い家」のクライマックスを彷彿とさせる。
主人公への共感を得る人がほとんどいないだろうから、かなり賛否両論が出るだろうなって思った。
個人的には花丸なんだが。
貴志祐介さんの新刊です。
表紙の黄色に黒いカラスのイラストが何とも不気味で 読む前から嫌な感じがしました。
そしてその通り、読み進みに連れて、その嫌な感じはどんどん膨れ上がって行きましたが、 先が気になって本を閉じれない、つまりどんどん物語に嵌って行ってしまいました。
主人公の蓮実(はすみ)は今まで読んだ本の中でもトップと言って良いほど 邪悪で冷酷極まりない人間(人と言えるのかすら疑問ですが)。
それ程までではないけれど、この本の中には嫌な教師、自己中心的な高校生等、嫌な人間が勢揃いしています。
けれど、そこにはきちんと「正義」を貫こうとする人もいて救われます。
6章434ページの長編ですが、文字の大きさ、会話の多さ、 そして展開の速さで飽きる事無く一気に読めます。
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